英語のスピーチを成功させるには

英語のスピーチを成功させる上で、私は3つの要素が整っていることが必要だと思っています。

 1つ目は、「英語で話したい」という気持ちがあること。これがないと、訴える力が弱くなります。
2つ目は、伝えたいことがはっきりしていて、その内容に聴衆が共感できるものであること。
3つ目は、語い力があり、発音・イントネーションが優れていること。
ともすれば3つ目に関心がいきがちですが、私は親としてずっと1つ目にウェートをおいてきました。
私は英語が話せませんし、娘は渡航経験なしで今日に至っています。
私がやってきたことを思い起こしてみますと、1才9ヶ月からお世話になり、最初はスクールに通う回数や時間数も週1回で1時間位と少なかったので、まず授業でやったぬり絵やクラフトを見せて、スクールへ通うことを楽しみにさせました。車の中では、いつも
スクールの歌のCDをかけ、私自身もいっしょに覚えました。


<中略>

 

 2つ目の「伝えたいこと」に関しては、意外にも「アメリカンプログラム」や「アニマルランド」が役に立ちました。
特に「サイエンス」は例えば「空はなぜ青いか」を教えて頂いたり、日本の理科の教科書や教材とは全く異なる視点で教えていただき、とても興味を持てたようです。
今では、私が使えないようなパソコンを自分で使い、いろいろ調べ、それがスピーチの内容となっています。
3つ目の「語い力・発音・イントネーション」については、アメリカンスクールに長く通っていれば、自然と身につき、当日までの練習のみとなります。
英検等、時々「壁」を感じることもありましたが、その都度先生方に御相談し、スクールと、本人の「英語が好き」という気持ちを信じてあせらないことにしました。
学年が進み、大きな大会になればなるほど、「ネイティブの先生に教えて頂いてよかった」と思います。
英語を「語学」として日本人の先生にならっている子とではやはり違ってくるのです。
まだまだ成長過程ですので、これから先はわかりません。
私の経験が皆様の何かの御参考になれば幸いです。
〔2011.10.23(日)A.I.E.S.のスピーチコンテストにてスピーチの一部〕
服部 愛の母
裕美子