こども英会話の先生はどんな先生?

アメリカンスクールには6〜8人のネイティブの先生がいるので、毎年必ず何人かの先生の入れ替えがあります。よく保護者の方に「今度来る先生はどんな先生ですか?」と聞かれます。そうすると、新しい先生の出身や自分の印象を言ったり、学校の掲示板に貼ってある先生のプロフィールを紹介しています。プロフィールにはその先生の趣味や学歴や生徒たちへのメッセージが書いてあります。実際に採用を決めるまでには、履歴書、学歴を証明するもの、職歴などを参照できる人のリファレンス、右脳教育や早期教育についてのエッセイ、明るさやリズム感、やる気をみる、チャンツなどを前もって選考書類、実技として提出してもらいます。それから、2次のビデオチャットインターヴューで約2時間質疑応答が行われます。その印象を伝えています。しかし「どんな先生?」っという質問には、実際に会ってレッスンを受けていただいたり、それをみていただいたりするのが一番よくわかります。

アメリカンスクールでは初心者から上級者、1才未満から社会人までの幅広い年齢の生徒たちが来ています。もちろん、趣味が合う先生と話をするのは楽しいですし、興味深い知識を持って、分かち合ってくれる先生の授業は面白いです。しかし、初心者は特にそうですが、こども英会話ですのでいつも趣味の話ばかりする訳にはいきません。そんな内容をまだ英語で聞き取ることでさえできないので、その前に、こどもの心をつかみ、絆をうまく結べる先生がなによりいいと思います。なぜなら、絆、いわゆる、信頼関係があって、こどもは初めて、英会話レッスンの内容をこころから聞き、吸収できるようになるからです。保護者の方が「どんな先生?」と聞く時はきっと、このようなことを聞きたいのかなと思います。

心の絆を結べる先生とは、それぞれの子供のことをよく見て、そのこどもの性格を学んで、どのようにしたら英語、英会話(なんでもそうですが)を教えれば、こころをつかめるかということをを常に頭に入れて行動する先生です。ここで、「教える」先生ではなくて、「行動」する先生と言いました。もちろん、このように、こころをつかめるかということをを常に頭に入れて教えないといけないですが、「行動」というのはそれだけに限らず、英会話の授業の外にも、廊下や玄関や学校の前でのこどもたちとの接し方や、授業を準備する時などを含む総合的な意味です。

「どうしたら、その子がそのワンポイントを理解でき、どのように教えれば、その子は楽しく、かつしっかり覚えられるでしょうか?」などのように自分に問いかけ、答えを探し求める先生を育てて、一緒にアメリカンスクールで教えてもらいたいと思います。